裸の王様は露出狂である。(昔、先日のとセットで書いたもの)

裸の王様といえば、虚栄心に満ちた王様が詐欺師に騙される話だと思っている人が多い。はっきり言おう、大間違いだ!!
考えて欲しい。裸の王様には、詐欺師が実際には何も無いのに「馬鹿には見えない服である」と言って、王様に服を薦めるシーンがある。王様はその服が見えなかったのだが、虚栄心から見えるといってしまう。
まあ、この話だけなら、この物語が王様の虚栄心を描いた作品だと言えなくもない。
しかし、問題はこの後にある。物語では、この後、王様は馬鹿には見えない服を着てパレードにでる。
ん!?ちょっと待って欲しい。これは明らかにおかしい?
なぜなら「馬鹿には見えない服と言うのは、馬鹿には裸を見られてしまう服なのである」普通、そんなものを着て町にでるだろうか?
どんな町にでも馬鹿な人間の一人や二人はいるだろう。たとえこの服が本当に馬鹿には見えない服だったとしても、そいつらには裸が見られてしまうのである。
ここから導き出される結論は一つだ。
裸の王様は露出狂である!!
王の行動から推測すると、王は詐欺師の嘘を見破っていたと考えるのが自然だ。その上で、その嘘を利用して自分の特異な性欲を満たそうと考えたのである。そう、これこそがこの物語に隠されたもう一つの真実である。