とらぶる感想。

ファンは読まないでね。悪口がいっぱいだよ。



まずはとらぶる。
感想は、「いつまでも乳首で金を稼げると思わないほうがいいよ」
ぐだぐだで、一向に盛り上がらない話を何とかしようと思ったのか、少しテコ入れをしたそんな印象。
この作品。それ以前にすることがあると思うぞ。
いや、この作品の恐ろしいところは、作者側が失敗に気づけない所にあるのかも。
この作品はどっかで見たような話である。作り手としては意図して、オーソドックスな内容にしているのだろう。それは問題ないと思う。
オーソドックスにはオーソドックスになった意味がある。そこには面白さの本質のようなものがあるだろう。ありきたりだと批判の対象にもなりえるが、作品の価値=斬新である、ではない。作品の価値は面白いかどうかだ。
この作品の問題はまったく別なところにある。この作品の問題は単に作者のレベルが低いことだ。
ネタを戴いてくるまではいいだろう。だが、戴いてきた元ネタの意図が汲みきれておらず、ただ取ってきただけになっちゃってる。それはどうよ?
イタダキは恐ろしい。イタダキであるがゆえにそれが正常に機能しているかどうかがわかりにくいのだ。
この物語が戴いてきている部分が正常に機能していないのは第三者の眼から見れば明らかだ。
一番目だつのは、この作品の2大ヒロインであるララと春菜。この2人が挨拶を交わす程度しか絡めていないことだ。単行本が3巻も出ているのに。
主人公とララ。主人公と春菜。この組み合わせだと、ストーリーは進んでくれている。
だけど、ヒロイン同士の絡みだとまったくといっていいほど話は進行していない。
主人公とララの関係、これはイタダキである。
主人公と春菜の関係、これもイタダキ。
でも、ララと春菜の関係になると、ここにはオリジナルが必要になる。それがこの作品には欠けている。だから、関係が弱くなる。
ここが何とかなるだけで、作品の質はグンとあがると思う。
まあ、そこ以外にもいろいろあるが・・・
イタダキは難しい。もともとかなりの作品を書ける人なのだから、オリジナルをやった方が楽だろう。
1巻で矢吹氏がこの作品をチャレンジといっているがまさにその通りだ。イタダキは見てるほうからだと非常に楽そうに見える。しかし、誰でも赤松健になれるわけではない。
まあ、これから先どうとでもなると思う。チャレンジの方向性が見えているかどうか不安ではあるが。
乳首特需に沸いているうちにもっと面白くなって欲しいと思う。一応のファンとして。



ランキングブログランキング・にほんブログ村へ